長文読解
やや長めの文章を読み、内容の正誤判定や筆者の主張を問う問題です。限られた時間で要点を的確に把握する速読力と、選択肢を正確に判定する精読力の両方が求められます。
対策のポイント
設問を先に読んでから本文を読むと効率的
段落ごとの要点をメモしながら読み進める
筆者の主張と事実の区別を意識する
例題
次の文章を読んで、筆者の主張として最も適切なものを選びなさい。 「近年、AIの発展により多くの職種が自動化されると予測されている。しかし、すべての仕事がAIに置き換わるわけではない。創造性やコミュニケーション能力が求められる仕事は、むしろ人間の価値が高まるだろう。重要なのは、AIを脅威と捉えるのではなく、共存するための能力を磨くことである。」
解説
筆者は最後の文で「AIを脅威と捉えるのではなく、共存するための能力を磨くことが重要」と述べており、これが主張の核心。「すべてなくなる」は本文の「すべてが置き換わるわけではない」と矛盾し、「発展を止めるべき」とも述べていない。
次の文章の内容と一致するものを選びなさい。 「日本の食料自給率はカロリーベースで約38%であり、先進国の中では最低水準にある。特に小麦や大豆は大部分を輸入に頼っている。一方で、米の自給率はほぼ100%を維持している。食料安全保障の観点から、自給率の向上が課題とされている。」
解説
本文に「特に小麦や大豆は大部分を輸入に頼っている」とあり、選択肢の内容と一致する。「先進国の中で平均的」は「最低水準」と矛盾、「米の自給率は低下」は「ほぼ100%を維持」と矛盾、「約50%」は「約38%」と矛盾。
次の文章を読んで、筆者の主張として最も適切なものを選びなさい。 「多くの企業がグローバル化を推進する中で、英語力の重要性が叫ばれている。しかし、外国語を学ぶことの本質は、単にコミュニケーションの道具を得ることではない。異なる文化的背景を持つ人々の思考様式を理解し、多角的な視点を獲得することにこそ、真の価値がある。」
解説
筆者は「異なる文化的背景を持つ人々の思考様式を理解し、多角的な視点を獲得することにこそ、真の価値がある」と述べている。これは外国語学習の本質が単なる道具的価値ではなく、多角的な視点の獲得にあるという主張。「不要」とは述べておらず、「道具として学ぶべき」は筆者の主張と逆。
次の文章の内容と一致しないものを選びなさい。 「睡眠は身体の疲労回復だけでなく、記憶の定着にも重要な役割を果たしている。研究によれば、学習後に十分な睡眠をとったグループは、睡眠不足のグループに比べてテストの成績が20%以上高かった。また、睡眠中には脳内の老廃物が除去されることも近年明らかになった。質の高い睡眠は、心身の健康の基盤である。」
解説
本文は「身体の疲労回復だけでなく、記憶の定着にも重要」と述べており、睡眠の役割は疲労回復「のみ」ではない。選択肢Dの「疲労回復のみ」は本文の内容と一致しない。他の選択肢はいずれも本文の内容と一致している。
次の文章を読んで、筆者が最も伝えたいことを選びなさい。 「プレゼンテーションの成否を分けるのは、話の内容だけではない。聞き手の関心を引く導入、適切な間の取り方、そして視覚資料の効果的な活用がある。しかし、最も重要なのは、伝えたいメッセージを一つに絞ることである。情報を詰め込みすぎると、かえって何も伝わらないという結果になりかねない。」
解説
筆者は「最も重要なのは、伝えたいメッセージを一つに絞ること」と明言している。「情報を詰め込みすぎるとかえって伝わらない」と補足し、メッセージの絞り込みの重要性を強調している。「情報は多いほど伝わる」は筆者の主張と逆、他の選択肢は部分的な要素に過ぎない。
その他の言語分野
実際に問題を解いてみよう
例題で出題傾向を把握したら、問題集で実践練習をしましょう。繰り返し解くことで解答スピードが上がります。