趣旨判定(IMAGES形式)
長文を読み、各設問がA・B・Cのいずれに当たるかを判定する3択形式です。A=筆者が最も訴えたいこと(趣旨)、B=本文に述べられているが最も訴えたいことではない、C=本文に述べられていない、の区別が問われます。GAB形式より時間が短いのが特徴です。
出題情報
問題数 / 制限時間
32問 / 10分(1問約19秒)
対策のポイント
A(趣旨)とB(本文にはあるが趣旨ではない)の違いを見極める -- 事実の記述は多くがB
本文に一切書かれていない内容はC。BとCを混同しないよう本文と照合する
1問19秒と非常に短いため、本文の結論部分(最後の段落)で筆者の主張をつかむ
例題
【本文】 企業が持続的に成長するためには、短期的な利益の追求だけでなく、社会貢献やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが不可欠である。近年、投資家もESGスコアを重視する傾向が強まっており、ESGに積極的な企業は長期的に株価が安定する傾向がある。もはやESGは経営戦略の一部として位置づけるべきものである。 【設問】ESGへの取り組みは企業経営において戦略的に重要である。
解説
本文の最後に「ESGは経営戦略の一部として位置づけるべき」と筆者の主張が述べられており、設問はこの趣旨そのもの。よってA(筆者が最も訴えたいこと)。
【本文】 企業が持続的に成長するためには、短期的な利益の追求だけでなく、社会貢献やESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みが不可欠である。近年、投資家もESGスコアを重視する傾向が強まっており、ESGに積極的な企業は長期的に株価が安定する傾向がある。もはやESGは経営戦略の一部として位置づけるべきものである。 【設問】ESGに積極的な企業は株価が安定する傾向がある。
解説
「株価が安定する傾向がある」は本文中に確かに記載されているが、筆者の主張(趣旨)は「ESGを経営戦略の一部として位置づけるべき」という点にある。本文に書かれてはいるが趣旨ではないためB。事実の記述の多くはこのBに当たる。
【本文】 地方自治体では人口減少への対策としてさまざまな移住支援策を実施している。住宅補助や子育て支援が代表的だが、最も効果的なのは地域に魅力的な雇用を創出することである。実際に、IT企業のサテライトオフィス誘致に成功した自治体では、若年層の転入が増加している。 【設問】移住支援策の中で最も重要なのは雇用の創出である。
解説
筆者は「最も効果的なのは地域に魅力的な雇用を創出すること」と明言しており、これが本文の趣旨に当たる。設問はこの主張と一致するためA。
【本文】 SNSの普及により、消費者の購買行動は大きく変化した。かつてはテレビCMが購買の主要な動機であったが、現在は口コミやインフルエンサーの発信が消費者の意思決定に強い影響を与えている。企業はマス広告偏重の戦略を見直し、SNSマーケティングを経営の中核に据えるべきである。 【設問】テレビCMはもはや消費者の購買行動に影響を与えていない。
解説
本文は「口コミやインフルエンサーの影響が強まった」「SNSマーケティングを中核に据えるべき」と述べているが、「テレビCMが影響を与えていない」とはどこにも書いていない。本文にない内容なのでC。趣旨か否か以前に本文の記述がない点で、B(本文にはあるが趣旨でない)とは区別する。
【本文】 新入社員の早期離職が社会問題となっている。給与や福利厚生への不満が原因として挙げられることが多いが、複数の調査で最大の理由は「上司や職場の人間関係」であることが明らかになっている。企業は待遇改善だけでなく、マネジメント層の育成にこそ注力すべきだ。 【設問】早期離職を防ぐにはマネジメント層の育成が重要である。
解説
筆者は「マネジメント層の育成にこそ注力すべき」と主張しており、設問はこの趣旨そのもの。よってA。
その他の言語分野
実際に問題を解いてみよう
例題で出題傾向を把握したら、繰り返し練習して解答スピードを上げましょう。玉手箱の言語は1問あたりの時間が短いため、素早く本文の要点を掴む練習が重要です。