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CAB テスト解説

CABの仕組み・特徴・出題傾向を詳しく解説します。

CABとは

CAB(Computer Aptitude Battery)は、SHL社が提供するSE・プログラマー向けの適性検査です。 IT企業を中心に広く採用されており、コンピュータ職への適性を測定するために設計されています。 暗算・法則性・命令表・暗号の4科目で構成され、論理的思考力と処理速度が問われます。

提供

SHL社

対象職種

SE・プログラマー

導入企業数

約2,000社以上

出題科目

4科目

出題科目

暗算50問 / 10分

四則演算を素早く解く。1問あたり12秒のスピード勝負。

法則性40問 / 15分

図形の変化パターンを見抜く。回転・反転・移動などの規則性を発見する。

命令表36問 / 15分

指定された命令に従って図形を変換する。フローチャートの読解力が問われる。

暗号30問 / 16分

暗号化された文字列の法則を解読する。論理的思考力が必要。

命令表テストとは

命令表テストは、CABの第3科目として出題されるCAB特有の問題形式です。 複数の図形が並んだ列に対して、命令表で定義された命令記号(上下反転・入れ替え・移動など)をフローチャートの順番どおりに1つずつ適用し、 最終的にどのような図形列になるかを選択肢から選びます。 これは「決められた手順(アルゴリズム)を正確にトレースする力」を測る問題で、 プログラムの処理を1行ずつ追うSE・プログラマーの実務に直結するため、IT適性の指標として重視されています。 出題数は36問・制限時間15分。1問あたり約25秒しか使えないため、命令の意味を瞬時に思い出し、ミスなく適用するスピードが合否を分けます。

出題数

36問

制限時間

15分

1問あたり

約25秒

命令表の例題

次の命令が定義されています。

  • = 列の先頭と末尾の文字を入れ替える
  • = 列の先頭の文字を末尾に移動する

問題:文字列【P Q R S】に ○ → □ の順に命令を適用すると、最終的な並びはどれですか。

  1. 1. Q R P S
  2. 2. S Q R P
  3. 3. P R S Q
  4. 4. S R Q P

正解:1(Q R P S)

ステップ1:命令の定義を確認します。○は「先頭と末尾の入れ替え」、□は「先頭を末尾へ移動」です。

ステップ2:○を適用します。【P Q R S】の先頭Pと末尾Sを入れ替えて【S Q R P】になります。

ステップ3:□を適用します。先頭のSを末尾に移動して【Q R P S】が答えです。途中経過を必ず書き出すと取り違えを防げます。

命令表は「慣れ」で確実にスピードが上がる科目です。CABの練習問題(無料)で命令表を含む4科目を本番形式で演習できます。

暗号テストの例題

暗号は、変換前と変換後の例から「どんな規則で変換されたか」を推理し、別の文字列や図形に同じ規則を適用する問題です。 30問16分と時間が厳しいため、規則の候補(ずらす・並べ替える・置き換える)を素早く検証する練習が有効です。

問題:ある暗号機に「CAT」を入力すると「ECV」が出力されました。同じ暗号機に「DOG」を入力すると、出力はどれですか。

  1. 1. EPH
  2. 2. FQI
  3. 3. GRJ
  4. 4. BME

正解:2(FQI)

解説:C→E、A→C、T→Vの対応から、「各文字をアルファベット順で2つ後ろにずらす」規則だと分かります。 DOGに適用すると、D→F、O→Q、G→Iとなり、答えはFQIです。 本番では1つ目の文字だけで規則の仮説を立て、2つ目以降の文字で検証すると速く解けます。

受験形式

ペーパーCAB

企業の会場でマークシート形式で受験。暗算・法則性・命令表・暗号の4科目。

WEB-CAB

PC上で受験する形式。四則逆算が追加され、暗号が省略されることがある。

ペーパーCABとWEB-CABの違い

比較項目ペーパーCABWEB-CAB
受験形式マークシートPC画面上で解答
四則逆算なしあり(50問9分)
暗号あり(30問16分)省略される場合あり
電卓使用不可使用不可
問題順序固定受験者ごとに異なる場合あり

対策のポイント

スピード重視の練習

全科目で制限時間が非常に厳しいため、時間配分を意識した練習が必須です。特に暗算は1問12秒で解く必要があります。

法則性のパターン暗記

法則性は出題パターンが限られています。回転・反転・色変化・移動などの基本パターンを暗記しておくと、本番で素早く解けます。

命令表のトレース練習

命令表は慣れが重要です。フローチャートを正確にトレースする練習を繰り返し、ミスなく処理できるようにしましょう。

暗号の解読アプローチ

暗号は与えられた条件から法則を推理する問題です。消去法を活用し、確実に解ける部分から攻めるのがコツです。

CABのよくある質問

CABの試験時間は?

ペーパーCABは能力検査4科目で計56分(暗算50問10分・法則性40問15分・命令表36問15分・暗号30問16分)、性格検査を合わせると全体で約95分です。WEB-CABは四則逆算50問9分が加わる一方で構成が一部変わり、能力検査は約52分、性格検査を含めて全体で約72分が目安です。

CAB形式とは?

SHL社のCABに準拠した出題形式の総称です。暗算(WEB-CABでは四則逆算)・法則性・命令表・暗号の科目で構成され、企業の採用サイトや先輩の体験談で「CAB形式のWebテスト」と書かれていたら、この4科目への対策が必要だと判断できます。

命令表テストはどの企業で出る?

命令表テストは単独のテストではなく、CABの1科目として出題されます。CABを導入しているのはIT企業・SIer・通信系企業が中心で、SE・プログラマーなどコンピュータ職の採用選考で出題されるのが一般的です。

CABで電卓は使える?

使えません。ペーパーCAB・WEB-CABとも電卓の使用は不可です。暗算・四則逆算は筆算と暗算だけで解く必要があるため、計算のスピードを事前に鍛えておくことが重要です。

CABの対策を始めよう

CABの仕組みを理解したら、実際に問題を解いて実力をつけましょう。